ほか弁

以前の日記(2006/11/2)で宣言した通り,去年の11月から,学校近くのほか弁に通い詰めている。平日の同じ時間に決まって現れる所為か,店員の女性陣(40代から50代)にすっかり顔を憶えられてしまったようだ。というのも,新年から東北地区のほか弁では,300円で1ポイントのスタンプカードを配布している。前回は480円しか買っていないのに,「初回サービス」といって5ポイントももらってしまった。二回目の今日も,600円の買い物で4ポイントをもらってしまった。このペースだと,スタンプカードはあっという間にいっぱいになってしまいそうだ。

店員との間に,こういう多少濃密な関わりが生じてしまうと,通いにくくなってしまう。「また来たよ」と思われているのじゃないかという意識が,いちいち負担なのである。コンビニが気軽なのは,言うまでもなく店員との間に摩擦が殆どないからである。コンビニの店員の「ありがとうございました」には,感謝の念は込められていないし,僕らもその言葉を,あたかも動物の鳴き声でも聞くように聞いている。コンビニで「いらっしゃいませ,こんにちは」と言われて,「はい,こんにちは」と返事を返したとしたら,変人扱いされるだろう。以前,贔屓にしていたインド料理屋などは,インド人のシェフが毎回「おいしいですか?」と話しかけて来るので,その度に「はい,美味しいです」と答えるのが気が重かった。

そんなわけであるが,しかし僕は僕の昼食をより良くする為に,学食ではなくて,ほか弁に通い続けようと思っている。今日買った「黒酢豚弁当」などは,肉がやたらにたくさん入っていた(ような気がする)。うれしいのだけれど,少し気が重いのである。