正拳で餅つき
餅は甘くして食べるよりも、しょっぱくして食べる方が美味しいと思う。しょっぱい食べ方として、磯辺巻きはスタンダードだろう。それ以外の、もっと美味しいと食べ方として
- 大根おろしと醤油を混ぜてまぶす
- 醤油を入れた挽き割り納豆をまぶす、
などが(僕の地方では)ある。しかしこれらの方法は、市販のパック餅でやっても、余り美味しくない。餅がやわらかくなりすぎるのだ。
つまり、つきたての餅でなければならない。みなさんご存じの通り、つきたての餅のおいしさは、市販のそれとは比べものにならない。オーダー2桁ほど美味しい。
最後に餅をついて食べたのは、九州大学の寮に住んでいたときだから、もう8年近く前だ。ぼくは正月に、実家に帰らずに宮城でゆっくりしていたのだけれど、つきたての餅が食べたくて食べたくて、仕方なかった。
しかし、臼と杵をホームセンターで買ってきて、アパートの駐車場で夫婦そろって、いきなり餅をつき始めたら、ご近所の方々に怖がられてしまいそうだ。そこで、とりあえず餅米を炊いて、金属製のボールに入れて、正拳付きを100発ほどいれてみたら、案外に美味しいお餅が出来ました。(おわり)
餅の作り方:
- 夜、餅米を3~4合ほど研いで、水につけておく。就寝。
- 朝起きたら、蒸し器で10分ちょっと蒸す。
- 餅米ごはんをボールに開けて、ちょっと味見。これがとても美味しい。
- いきなり正拳付きをいれると、米が飛び散るし、やけどもするので、すりこぎで軽くすりつぶす。
- そしたら、拳を水で濡らしながら、ひたすら米をパンチする。
- 美味しいお餅ができあがります。
餅米は、突いてすり潰すにあらず。突いて折りたたむものなり。10回ほど折りたためば、層は1024にもなり、十分餅として奉納できる。