仕事計画

細流に、表面張力由来の線張力を加えるのは簡単であって、すぐできた。Pinningの力を考慮するためには、一次元の流れに内部自由度を一つ加えなければならなそうで、少し泥臭くなる。

午後、そんなことをむむむと考えていたら、B先生が訪ねてていらっしゃり、お願いがあるという。なんでも、とある計画のPRのために、パワーポイントのスライドを作って欲しいのだという。それは誰も得しないような、右の桶にある水を柄杓ですくって左の桶に移し、また右の桶に戻すような、なんともやる気の起きない仕事である。
「いつまででしょうか?」
と訪ねると、
「なるべく早く」
とのこと。なるべく早くとは、つまり今日中とか明日までとか、長くても今週中には提出して欲しい、ということだろう。

人がせっかく、ひさしぶりに楽しい考え事をしていたというのに、こんな退屈な雑用を・・・なんてお恨みするつもりは毛頭ございません。そもそも、B先生が僕にこんな雑用を頼んだのは、きっと学内ゆとり教育推進委員会で、同委員長に押しつけられたからであり、くだんの委員長がB先生に雑用を押しつけたのは、客員として同席していた、Dトイレ掃除担当大臣補佐官のご機嫌をうかがうためだったりするのだろうと、想像します。

下請けの僕は、やっつけ手抜き仕事でパワーポイントのスライドを仕上げた。なるべく早くとのことだったけれど、2、3日ほど寝かせてから、締め切りギリギリの週末あたりに、メールに添付して送るのがBESTだろうと考えている。