出張地獄

強い台風が静岡より上陸、東北へと抜けていった翌日。正午に仙台出発。富山学会へ。ルートは、まず新幹線で埼玉県大宮まで南下、切り返して越後湯沢へ向け北上、特急はくたかに乗り換え、富山まで、約5時間の行程。

大宮にて下車して新たに切符を購入するに、「大雨のため、特急はくたかは終日運休、あきらめよ」の報。それでは、深夜バスでゆっくり移動し、ついでの宿泊費・交通費をうかしてこましたろ、ってバスの始発地池袋へ移動。バスセンターに問い合わせると、チケットはすべて売り切れの由。では、新幹線で名古屋まで移動、そこから深夜バスではどうかと問い合わせるに、それも満席。ならば最後の手段、新幹線で米原まで飛び、そこから特急なんたらで富山へいけばいいじゃないの。そのためにまず東京駅へ行く。しかしチケット売り場は長蛇の列。くだんの特急へ接続する最後の新幹線を逃す。万事休す。

そこで東京在住の友人Yに「晩飯でも食わん?」と電話。南青山のミシュラン一つ星高級店「天晴」にて、天ぷらを食い、飲酒。「アワビ茸、おいちいね」などとカウンターごしに、板前さんと会話。Yの家に宿泊し、さらに飲酒。

翌朝、Yとオクラ、めかぶ、だし巻き卵などを作成し、これを食す。別れて、ゆったりと新幹線に乗りて、まずは越後湯沢へ。現地にて「特急はくたかは、大幅に遅れています。」とのこと。あわてない。まずは本屋で暇つぶしの町田康の文庫を買い、「はは、おもろ」なんて読みながら、回る寿司屋でマグロいくら等を食す。キオスクでビールを買いて、飲酒。やがて特急電車が到着し、のろのろ運転で4時間の移動。日没後に富山に到着。友人Mに連絡、落ち合って飲酒。

翌朝座長業務、発表。

Mと同行して帰路。ビールを飲酒。大宮にてMと別れ、東北新幹線。ビールを飲酒。妻より連絡ありて、「仙台から自宅へ向かう在来線は止まっています。がんばってね」との由。うへへ。