アクリルパイプ A & B

内径が15センチ、長さ50センチのアクリルパイプAがある。同じ長さで外形が15センチのアクリルパイプBを買えば、BはAの内側にすっぽりと収まるようなきがする。実際に研究費を数万円消費して、AとBを購入した。しかし当然、BはAの内側に侵入しない、まったくだめ。

そんなら、旋盤を使って、Bの外側を0.1ミリくらい削ればいいんじゃね?とおもって、工場にいらっしゃる熟練の技官さんにそう話してみたところ、技官さんは「こいつバカ?」と内心思いながら、「難しいとおもいますよ」とおっしゃる。アクリルパイプのような柔らかなものを、一様に0.1ミリ削るというのは、とても難しいのだそうだ。

それでも、3時間くらい苦労して、BはAの内側にすっぽりと収まった。ありがとう、技官さん。