歯医者の行為は、治療じゃないのじゃ、あるまいか?(仕方ないよね、というお話)
昨日、歯医者通院。わたしの奥歯にある、10年前の治療跡;パラジウムを削り取り、あらたにセラミックを埋め込む作業を行う。
パラジウムを取り除いたら、その向こう側は虫歯になっていた。歯医者はさらに麻酔を打って、ぼくの歯を削る。痛かったです。
歯医者の説明によると、パラジウム埋め立ての有効期間は5年くらいだという。そのくらいたつと、裏側が虫歯になり、でも自覚症状はなくて、ほっとくと神経もやられるという。なんだそれは!
僕は、
「パラジウムの裏側が虫歯になっているなんて、許せん!」
と憤慨しました。切り傷を、必ず化膿するバンソウコウで塞いでいるようなものじゃないか。それは「治療」ではなくて、単なる「その場しのぎ」だ。
歯医者に「じゃあ、5年ごとにパラジウムを交換して、その度に虫歯を削り、何回かしたらこれ以上削れなくなって、入れ歯ですね。」と言ったら、苦笑いされた。
隣でやり取りを聞いていたうるさい歯科衛生士のおばさんが、言う。
「そんなことはありません。うちは8020運動をしていて、そのために良いパラジウムを選んでいるんですから」
パラジウムがいくら良くても、歯とパラジウムの接着が問題なのだから、それは関係ないだろう。
歯医者の行為とは、治療ではなくて、基本的に延命措置というか、その場しのぎであり、歯医者もそのことを十分に認識しているのだろうと思う。あの苦笑いを、ぼくはそう解釈した。