筑波での学会のこと

Monaghan2005-11-20

筑波での学会の話をすこし更新:
前日,秋葉原近くのホテルに泊まって,翌朝,筑波エクスプレスで筑波へ向かう。好天に恵まれたけれど,少し寒い。筑波は初めての体験。最近になって開拓されたニュータウンという赴きがいっぱいの特異な町並みだ。街路樹が随分と若くて,アスファルトは真っ黒で,それで何にも無くて,電車に乗る前の東京に比べると空がぐっと広い。「近代的な田舎」と形容すると,しっくり来るかな。

発表してきたのは,「計算力学会」という機械学会の研究会。まず参加費が一般15000円で高すぎる。分厚くて重くて役に立たない予稿集を強制的に買わなければならないのが,不満であった。研究会自体には面白いセッションが幾つかあって,初日は有意義でした。ただ,みんなスーツを着て固くなって,固い敬語で喋っているのが,物理学会しかほとんどしらない僕にとっては,カルチャーショックでした。

「この連立方程式を数値的に解くにあたっては,反復法を選ばさせていただきました。」

なんていう発表者のセリフには,ガクッときてしまった。

次の日はサボって,末広亭というところで,飛行機の時間まで落語を聞いていました。