忘れもの

Monaghan2005-12-28

最終のバスでアパートに帰ってくる。寒さに震えながら玄関の前で,研究室にカギを忘れてきた事に気づく。その時間では,大学への移動手段は徒歩かタクシーしか無い。前者は3時間以上,後者は恐らく4千円くらいかかり,そのどちらを選択する気にもなれない。仕方ないので,歩いて1時間半ほどの所にある,漫画喫茶で朝まで時間を潰し,早朝のバスで大学へやってくる。

深夜の漫画喫茶では,多くの人が漫画を読んだりインターネットをしたりしていた。この年の瀬に,彼らはどんな事情があって,この狭くて,変なにおいがして,壁一面が漫画で埋め尽くされた居心地の悪い空間で夜を明かそうとしていたのだろう?


関係ないけれど,カギがなくてアパートの玄関の前をうろうろしていた時,何の気もなく郵便受けのスリットに手を突っ込んだら,某所からの助手の不採用通知がとどいていた。どうでもいいけれど。

写真は,夜明け前の大阪の空(漫画喫茶の出入り口にて撮影)。