スターリングエンジン その二

Monaghan2006-04-10

三年生向けの「設計製図」という講義で,スターリングエンジンを設計し,実際に立派な物を作成するという物がある。そのお手伝いを非公式にさせてもらう事になった。写真は去年の3年生が実際に制作したもの。真鍮,アルミ及びステンレス製。

上に飛び出ている煙突のような部分を,ガスバーナで真っ赤になるくらいに温めると,数千rpmくらいで勢い良く回る。煙突の付いている水平方向のアルミ版の中には,直径2mmくらいの空洞が穿ってあって,それを介して,二つの真鍮性のピストンが繋がっている。煙突の付いていない部分が低温熱源(放熱部)。回転する原理をちゃんと理解できる学生は,結構少ないと言う。