来年の準備
来年は数学の授業が二つになる。その授業計画を正月あけに提出しなければならず,あれこれ考える。「数と関数とグラフ」みたいなのりで,二年生にn次関数と三角関数と指数関数と対数関数あたりを教える。そもそも,この辺の分野をなんて呼ぶのだろう。これらは「初等関数」と総称されるけれど「初等関数論」とすると,「初等な関数論」となって複素関数論の入門になってしまう。昔の高校の数学では「基礎解析」という呼び名があったなあ。エラソーに聞こえるのでなかなか良いと思うのだけど,内容的には何をさしていたのだったっけ?
図書館で本棚を眺めつつ立ち眩みしながら,そんなことを考えていたら一日が終わってしまった。ラングの「解析入門」を借りてくる。今更ながら,なんて素晴らしい本なのだ。買う事にしよう。
- 作者: S.ラング,松坂和夫,片山孝次
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1978/03/23
- メディア: 単行本
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