ガムを噛む夢

明け方に、苦しい夢から覚める。寝ぼけた頭で「この夢、何回も見ているな」と気づいた。

口の内側にねっとりとくっつく性質を持っている、嫌なガムを噛んでいる夢である。ガムは知らないうちに口の中にいっぱいになっていて、呼吸が苦しくなる。吐き出すにもなかなか出てこないので、口の中に手を突っ込んで引っ張りだすことになる。引っ張りだすと、のどの奥の方から芋づる式にどんどんとガムが出てきて、そいつが途中で切れて残ってしまうために、いつまでも息苦しいのが治らない。「なんでこんなにたくさんのガムを、口の中に入れてしまったんだ?」と考える。呼吸が苦しくて、目が覚める。

今朝は、「シャンメリー」という子供だましの飲み物を飲んでいた。コップに注いだシャンメリーの表面に、薄膜が張っている。その薄膜は口の中で、綿菓子が大きくなるかのように周りの物質を取り込んで、ガムになる。気がついたら僕の口の中はガムでいっぱいになっていて、ねちゃねちゃと噛んでいるのである。それで苦しくなって吐き出そうとすると、のどの奥からどんどんガムが逆流して来るのであった。

なにか、寝ている時に呼吸が苦しくなる病気なのだろうか?ぼくのBMIは20で、睡眠時無呼吸症候群の心配はないと思う。でも来年こそは耳鼻科に言って、鼻が悪いのを直そうと思う。