あるある詐欺(つづき)

先日の日記で,納豆ダイエットの問題で「すぐに信じてしまうのが問題だ」と書いた。確かに,あるある大辞典のような健康情報番組の「検証実験」には,すぐにそれと判る不備が散見されて,嘘っぽいなと見抜ける場合はおおい。けれども,もし捏造が筋道立てて周到的に行われていれば,たとえ視聴者が強固な常識と科学知識でもって防御していたとしても,それがデマであると見抜くのは難しいのじゃないかと思った。少なくとも「こういう条件で,こういうような実験をしたら,こんな結果が出ました。」と言われたら,その結果があからさまに既知の自然法則に反していない限り,その結果は信じるほかない。

そんなわけで,あるあるを観て,品薄になるまで納豆を買い込んだ人を,それほど強く非難する事は出来ないなと思った次第。

メディアリテラシーというのを問題にするなら,ma2h氏が書いているように(http://ma2h.blog.shinobi.jp/Entry/669/),テレビの情報番組は,常に,その番組とスポンサー企業との関係を(穿った)目で見据えながら判断しなければならないのか。確かに民放テレビは広告収入がメインで,僕らはお金を払わずに観ているのだから,「テレビ(民放)とは,提供企業向きに偏った情報を流すメディアである」という開き直った見方も必要かもしれない。でも,だとしたらテレビももう終わりだろう。

地上波デジタル移行にかこつけて,NHKも含めて全て電波を有料にして,受信するかしないかを僕らが選択できるようにしたらどうか(NHK以外は広告収入も有るので,受信料低めということで)。それで最終的には,我が家からテレビを撤去したい。その為には,(1)パソコンを購入して,ある程度大きい画面でDVDを観られるようにする事。(2)スポーツ観戦を諦める事,の二つを達成しないと行けないな