ひま

3月いっぱいは学校の雑務もない。鹿児島の学会も欠席したので、暇である。今朝なども、休みではないのだけれど、休日出勤気分で愉快。4月からの授業の準備や、計算をする。

卒業式やら温泉宿泊やらで休んでいる間に、コンピュータに計算させていた結果をみる。数日ごしの計算ではあったけれど、出力の仕方をミスっていた。それを修正するのに午前中をすべて使い果たす。修正した結果をfftにかけるところで混乱し、午後の大半を浪費する。脳みそだけは疲れはて、しかし進捗のない一日だった。やろうと想ったことの半分もできないのは、いつものことである。

僕は、プログラムでミスをすることが多いので、「もっとコーディングの腕を上げなくては」と常々考えている。でも、今日気づいたところによると、ミスが多いのはコーディング能力不足が原因ではない。単に僕の注意力が散漫なためである。なので、コーディングの能力を磨いても根本的な解決にはならない。 ーーー 僕らは、何かに取り組んでいて、それがうまくいかないときは、その理由を考えようとする。たいていは「自分の**の能力が足りないからだ」とか、「僕には**の才能がないのだな」とか、考えて落ち込む。しかし実際には原因は全く別のところにある場合が多いと想う*1。物事が上手く行かない原因を見間違ってしまうという事態は、結構多い気がするので、意識して気をつけることにする。

*1:上のプログラムの例は逆になっているけれども。