学会で泊まったひどい宿のことなど

まぁ、さっぱり何にも書かない日々が続いています。

先日、岡山の学会に久しぶりに出席しました。最近は仲の良い友人も少ないので、飲み会にほとんど参加せずにまっすぐ宿に帰ります。岡山駅からバスで20分ほど離れた「ビジネス旅館M(仮名)」に宿泊したのですが、そこで用意された朝夕の食事が、ガックリと膝が折れるほど美味しくありませんでした。まぁ飯は座って食べるので、実際には膝が折れたりしないんですけど、その旅館のことを書きたいと思います。

朝飯

旅館の朝ご飯では、しばしば、蒸した鮭の切り身がメインディッシュとして出ます。あれが美味しくないことは、小泉武夫氏が著書「不味い!(asin:4104548022)」で指摘されていますが、旅館Mでの朝食のメインディッシュは、もっとすごい物でした。食卓の中心には、かすかすに焼いた後冷えて固まったししゃもが、ポロリと一匹。美味い/不味い以前に、貧しい気持ちになりました。ちなみに翌朝のメインディッシュは、かすかすに焼いた後冷えて固まったサンマの干物の尾っぽが3分の1、出されました。

夕飯

豚の細切れと白菜を、恐らく醤油やみりん風調味料で味付けし、煮つめた後、冷たくなったものがメインディッシュでした。黄色い白菜は、すっかりブヨブヨになっていて、豚肉はパサパサで脂身が白く固まっています。「食事は残さずしっかり食べる」が僕の信条ですが、このメインディッシュは肉の臭みがひどく、一口しか食べられませんでした。

看板犬が狂犬

旅館の入り口に犬小屋がおかれていて、かわいらしい柴犬が座っていました。ああ、これは「旅館M」の看板犬なんだな、人なつっこい犬なんだろうと思い、僕は近づいて、頭をなでようとしました。そしたら
バウガウバウガウウーーッ!グルルーグルルルルルー!!
と、すさまじい剣幕で僕をかみ殺そうと、牙を向きだし、鎖を引きちぎる勢いです。あんな恐ろしい狂犬を、客の出入りする玄関に置いておくなんて、旅館の主人は何を考えているのだろうか。