ふつうに

今年もまた担任を持つので、18才の学生さん達とじゅんぐりじゅんぐりに面談している。さわりは、趣味のことを聞きながら会話を広げていく。音楽鑑賞が好きな学生だったら、

わたし「どういった音楽を聴くの?」
学生「ふつうにアジカンとか」

本を読むのが好きな学生だったら

わたし「どんな本を読んでいるの?」
学生「ふつうにハリーポッターとか」

なんて、「ふつうに」という形容詞を連発する学生が多い。
どういう気持ちをこめて「ふつうに」と言っているんだろ?括弧付きで補ってみるに、

(僕はいろいろ普通じゃない個性的な趣味をもっているけれど音楽に関してなら)ふつうにアジカンとか」

ってことなんでしょうか?それとも

(先生は僕に普通の学生が持っていないような個性的趣味を期待しているんでしょうけれど、残念ながら)ふつうにアジカンとか」

かな?よく分からない。アジカン後藤正文さんというひとに、顔が似ていると指摘された。