海外出張

わたしもいっちょう、海外出張というのをやってやるかと発奮し、3月にヨーロッパを歴訪する計画を立てている。十日間くらい。それで、新年あけてから、ぽつぽつと英語を訓練していて、どうにもウンザリする。Ipodで無料で落とせるBBCの教材を使っていて、それ自体は上々なのですが、
「もう、英語はいくら勉強したって上達しないよ」
と、どうしても陰鬱な気分になってしまう。ということは、英語のセンスがないのだと思うのです。

たとえば昔、ギターを練習していたときは、難しい曲に挑戦していても「絶対にできる」と思い込むことが出来て、それで実際に出来るようになる。ゴルフの練習をしていても、そういった「楽観的なイメージ」を持つことが出来る。だから、(幸運なことに)僕はギターやゴルフに関してセンスがある(勇気を持って断言)

最近、ぼくはジャグリングを少々かじってみようと思い立った。ご存知のようにジャグリングは、扱う玉の数が多くなるほどに難しくなり、入門編として3つの玉を交互に放るのが基本になるのだけれど、ところが、一ヶ月くらいポツポツと練習していて、これがどうしても出来ない。出来るようになる気もしない。似たような曲芸的遊びに剣玉があって、これは高校生のときに挑戦した。剣玉には「楽観的なイメージ」を持つことができて、あっというまに3段くらいの腕前になった。僕は剣玉3段です(ちなみに英検は4級)。

まとめると、ぼくには剣玉、ゴルフの才能がある*1(ギターはそこそこ)。英語のセンスは無い。だから英語の訓練は苦しい。せめて楽しかったら、何とかなるのに。

昨夜はこんな夢を見ました: なんかいやらしいアメリカかぶれのおっさんと話している。彼は僕の前に、本を一冊放り投げて言う
「ユーさ、ヨーロッパに行くんだったら、この単語帳にのっている単語くらいはすべて覚えてないと話になんないよ」
それで僕は、じゃあ勉強しようかなと、その本を開く。1ページ目の一番左上に

Portuguese  ポルトガル


という語があって、ぼくは「ああっ(つまらん)」と精神的ショックをうけて、目が覚めた。

*1:両方とも、ほとんど人生の役に立たない