アブラムシの研究

アブラムシの研究

毎朝、ベランダ栽培のナスに付着しているアブラムシの駆除をおこなう。ティッシュのきれ端をつかって、30匹ほどの芥子粒のような虫を、葉の裏表から払い落とす。しかし、翌朝にはまたアブラムシがふえている。はたして、地面に落ちたアブラムシは、土の上を歩いて茎をよじ登り、また葉にもどっているのだろうか?次の休日の朝には、しっかり観察してみようと思う。

不便な黒い新調カバン

くろい通勤カバンを買った。このカバンは、ビジネスマンの様々な用途に対応できるように、合計10の小部屋を内包している。今朝、おじいさんに「行ってきまーす」と声をかけ、自宅のマンションを離れてしばらく歩く。鍵を忘れてきたような気がして、カバンの中身を確かめる。10の小部屋に順ぐりに手を差し込み、やっぱり忘れたかな、でも見逃しただけかもと、もう一度、10の小部屋をすべて調べる。やっぱりない。しばしのあいだ、道ばたでカバンの中を引っ掻き回していた僕は、何ごとも「無い」ことを確かめるのは大変だとおもった。

だから、地面に落ちたアブラムシが茎をよじ登って、再び葉に戻ることが「無い」ことを確かめるのも、一苦労になりそうです。