しぶき

昨日は雨の帰り道。歩道を歩いていた僕の横を自動車がけたたましく通過。水たまりでしぶきがあがり、僕の右半身はびしょぬれになった。自動車はそのまま走り去っていった。

しばし立ち止まり呆然とする。300メートル先には信号があり、赤信号になったところ。僕は意を決して猛ダッシュした。停車した自動車に追いついて助手席の窓をノックし
「このやろう!!気をつけてくださいね。」
と注意するつもりだったのだ。しかし200メートルくらい走って力つき、信号青転。自動車はふたたび走り去っていった。僕はハアハアと脇腹を押さえて、どんより空を見上げた。むなしい。

夜はビールを我慢して仕事をなし、日中の遅れを取り戻すことに成功した。よし。