金星

午前中、晴れ間が覗いた。近くにいた学生を誘い、屋上へむかった。日食グラスをかけて、双眼鏡を覗く。たしかに小さな黒い点(金星)が太陽の表面に見えた。僕は宇宙の広がりを感じた(ようなきがした)。

おまえも見てみろ、と学生にも双眼鏡と日食グラスを貸す。彼は、モゾモゾと太陽を探して
「お、、見えた見えた。やっべー、全然感動しねえー」
といっていた。