ムダな仕事の単調増加

世の中に出回る商品のうち、ムダなものはすぐに消えていく。なぜなら、売れなくて利益が出ないから。

民間企業でなされている仕事のうち、ムダなものは徐々に消えていくだろう。なぜなら、そういった仕事はコストを増大し、その分だけ利益が目減りするから。

ところが、官公庁でなされている仕事のうち、ムダなものは、半永久的につづく。それがつらい。

先週、「社会を明るくする運動」という運動の会議に出席した。この運動は、小中学生から標語を募集。

「あいさつは みんなのこころを つなぐ橋」

といったような、愚にもつかぬ言葉を白い看板へ印刷、駅前や通学路などの立てかける。または、小学生に非行防止のポスターを描かせ、その展覧会をおこなう、といった、ムダな活動がほとんどすべでであるようだ。

ことしで62回目の会議だと言う。62年もつづけるとは。たぶん永久に無くならないだろう。