どういう事じゃ!

試験管の中で、55.38wt%の塩化セシウム溶液を作成し、そこに少量のホクレンの片栗粉を混ぜると、片栗粉は1時間以上のあいだ、浮きも沈みもしない。翌朝になると、片栗粉は水面の方に浮いていた。以上の結果から、小数点以下2桁の精度で溶液をつくれば、片栗粉の粒子と水溶液の密度を、よく一致させられると確認した。

そこで翌日、2000gの塩化セシウム(16万円相当!)を使って、55.38wt%の水溶液を作成、片栗粉を投入して濃厚な懸濁液をつくり、実験に取りかかる。

しかしなんと、片栗粉は十数分くらいで目視で判るくらいに沈殿してしまう。懸濁液の濃度によって浮力が変わるのか?どういうことじゃ!