物ごとには、第一義的な効果と、副次的な効果がある。
教育分野にも、競争的に配分される資金がある。学生に優れた教育をする資質を持っている先生が、その資金を獲得して教材を買ったりできれば、とても良い。これが競争的資金の第一義的な効果。
ところが、資金が欲しいというのがまず第一にあって、そのために必要の無いショーモナイ教育プランがでっち上げられることがある*1。その教育プランに巻き込まれて、ムダな仕事が増えてしまうこともある。とても迷惑な話で、これが副次的な効果。
そうやって得られた資金によって、先生方は海外視察に行き、キャンパスの一角にはお花畑が出現したりする。
