牡鹿半島へ

Monaghan2006-08-21

お盆休み期間,帰省する訳でもなく,しかし学校は閉鎖されていたので,自宅でだらりだらりと過ごす。だらりだらりとしていると,上へ放ったボールが下に落ちて来るように極めて自然に,僕の生活は夜型に落ちる。僕は夜型生活が大嫌いなのに。

かねてから練っていた「海で泳いでバーベキュー」計画を実行した。メンバーは僕が寮に居たときの友人O氏とT氏。もう一人の参加予定者M氏は,国際会議のproceedingから脱稿できず,可愛そうに欠席であった。

予定では,名取を朝9時にレンタカーで出発。昼前には牡鹿半島の南端へ到着。ギラギラと照りつける太陽の下,コバルトブルーの海へ飛び込んで,しばし泳ぐ。そして暑く焼けた白い砂浜の上でバーベキューをするつもりなのであった。

実際には,名取を出発したのが午前10時。松島辺りで渋滞に捕まって,牡鹿半島到着は午後2時。鉛色の空の下,鉛色の海で寂しく泳ぐ。バーベキューを始めるも,全く火を起こせない。近くの海の家の簡易トイレが,肉が腐ったような病的な匂いを放ち続けていて,気分が悪い。隣で同じようにバーベキューをしていた兄さん達から火種を分けてもらって,漸く備長炭に火がついた。義務的に,持ち寄った食材を焼いて食べて,そそくさと退散してきたのだった。

と書くと,散々に聞こえるけれど,なかなか楽しかったのである。