リンボウ先生

「楽楽楽ホール」と呼ばれるコンサートホールで行われる、アンサンブルを聴きに行ってきた。エッセイストの林望がゲスト出演で参加することがコンサートの目玉だったのだけれど、目当ては彼女の友人にあたる後藤優子さんの歌を聴くため。

しかしここに書きたいのは、リンボウ先生の歌がひどかったこと。素人の僕でも判るひどさでした。アンサンブルが鳴ると、殆ど声が聞き取れないくらい声量が無いし、歌詞を間違えて途中で二回もストップしたり、プログラムの流れを忘れていたり、見ていられませんでした。リンボウ先生は、写真を見れば、何となくうさんくさい感じのおじさんだ。「作家活動の傍らに、料理や声楽にも性能を発揮している」というようなプロフィールが紹介されているけれど、そもそも素人に毛が生えた程度のレベルで、金を払っている客のいる舞台に立つというのが、自惚れすぎである。本のタイトルで自分のことを「リンボウ先生」と書くのも止めてほしい。

アンサンブルと、後藤さんの歌はとても良かっただけに残念でした。