爆発的朝型生活

先週一週間の、ぼくの朝:

  日曜日、町内のソフトボール大会へ向けての練習のため、5時45分起床。
  月曜日、1限の授業準備の残りを、朝に処理するため、6時起床。
  木曜日、部活の引率で、朝から角田市に行くため。6時起床。

つられて、上以外の曜日も何となく6時半くらいに起きた。夜は11時には寝るのだ。学生時代、極度の夜型生活に悩んでいた僕は、このような早起きの連続を「爆発的朝型生活」と呼んで、人間の一つの理想型としていた。

「今年の夏こそは、爆発的朝方生活を送ろうと思っているんだ」

と宣言しては、ヒグラシが鳴く夕方に大学にやってきて

「相変わらずですね」

と後輩達に揶揄されたものだ。

そんな僕も、上記のような爆発的朝型生活である。折しも新緑の季節。朝の時間に余裕が出来たので、県道から外れたあぜ道を歩いて学校まで通っている。用水路の周りに菜の花が咲いていて、水が張られたばかりの田んぼから土のにおいが漂ってくる。

「車で通勤するブルジョアどもには、このような喜びを味わう余裕は無かろうよ*1。」

と悦に浸る。

しかし一週間が過ぎて、「このようなごとき朝型生活は、体に悪いのではないか」と、気持ちが揺らいでいる。というのも先ず、口の周りにヘルペスが発生した。さらには毎日夕方ごろに、強烈な眠気に襲われるのである。こんな事は今まで無かった。

そういえば、必ず毎朝5時に起きるという大学時代の後輩E君を思い出す。彼はよく、研究室のいすに弓なりになって、大口をあけてグウグウ寝ていたものだ。学校の先生がそんな姿をしていては、学生に示しが付かないし、かっこわるい。早起きは、誰にとっても3文の得ではないのかもしれない。

*1:僕は未だに自動車免許を持っていない