福岡伸一
もうすでに、あちこちの有名なブログで書評が紹介されているけれど、いまさらながら福岡伸一さんの「生物と無生物のあいだ」を読んだ。
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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本書は、分子生物学の研究史であると同時に、それに深く関わってきた著者自身の研究史にもなっている。文章のうまさが超一流なので、まるで息をのむミステリー小説を読んでいるような気分になる。いや、ミステリーだったとしたって、これほど読者を物語の中に没入させる本は、滅多にない。今までに読んできた一般向け科学入門書とくらべても、ピカイチだ。