体験教室

エネルギー問題と環境問題に関連した、夏休み体験教室の雑用をする。小学生むけの説明スライドをテキトーにつくっておいてくれと、上司のえらい先生から仕事を丸投げされていた。僕なりに熱力学的な不可逆性の話題などをもりこんだ、分かり易く、かつ教育的なスライドができた。早速、偉い先生に見ていただき、ご高説を拝聴した。すると
「こういう余計な説明は必要ない。これは全部要らない。かわりにソーラー電池の動作原理を、むずかしくても説明しないとダメだ。それをくわえて作り直してください。」
とのこと。ぼくは、うんざりして、
「丸投げしておいて、ギリギリになって文句を言われても困る。ぼくはもう、この仕事にこれ以上労力を投入するつもりはないでござる」
という趣旨の反論した。お互いに暇人なので、そのあと議論(口論)は1時間ほど続いた。さすがに疲れてしまい、僕と偉い先生は停戦協定を結んだ。ソーラー電池の動作原理は、よく知らないけれど加えることにした。まっこと仕事がやりにくい。