僕は不味い夕飯を作ってしまった

火曜日は、夕食当番の日である。夕食当番とは、つまり、家庭において、夕食を作る役目である。

普段の僕は、真鯛を買ってきて手際よくさばき、しゃぶしゃぶにしてみたり、ピザ生地を練って、意味もなくクルクル回したりしているのである。しかし、今日は夕方に強い雨が降っていたので、何の買い物もせずに帰宅してしまった。

残り物で夕飯をこさえなくてはならない。冷蔵庫の使えそうな食材は、

・傷んだなすび
・冷凍してあった安物の牛肉
・ズッキーニ
・トマト
・じゃがいも

である。僕はこれら全てをボールに突っ込み、オリーブ油と塩を回しかけて、フライパンで焼いた。仕上げにバルサミコ酢をかけて、ブワーと強火で仕上げて、「ヘイお待ち」と食卓に出す。味見をしてみたら、猛烈に不味かった。
なすびが、少し腐りかけていたこと。また、牛肉の質が悪すぎて、獣臭がひどかったことが原因である。

仕方なく、作り置きの味噌汁と切り干し大根、先日山寺へ出かけた際に買ってきた「玉こんにゃく」で夕飯を済ませた。粗食です。