教師の錯覚

担任をしているクラスの学生が不祥事を起こしたので、規則として保護者を呼んで面談する。
「未成年なのに賭け事はいけない」
と諭す。高校生の頃は、よく麻雀を良くやっていた勝ったり負けたり負けたりしていたくせに。こういうことをしていると、何故が自分が偉くなったような気がしてくる。これはいけない。

落語家の柳家喜多八が、高座の枕で、
「(教師である自分の親をさして)教師というのはロクな奴が居ない」
と言っていた。教室みたいな、誰にも見られない閉じた空間で、何年も子供を相手に偉そうなことを言っていると、いつしか自分が「本当に偉い」と思いこんでしまうのだろう。とのこと。

たぶん本当なので、気をつけないといけない。