ボルボックス

午後、東北学院大のHさんの所にお出かけして、「こんなん出ましたけど。。」的なまとまっていない実験の話を聴いてもらった。いくつか厳しい指摘もいただいた。

余った時間で、実験室の見学をさせてもらう。Hさんは最近、水中微生物について研究している。ボルボックスという生き物の運動に興味を持っているとのこと。ボルボックスは肉眼でも確認できる、直径0.1mmくらいの球体の生物。三角フラスコ内で飼育しているボルボックスを、スポイトで一滴だけ取り出して見せてもらった。双眼顕微鏡の視野の中には、数百の球がウヨウヨしていて、はたして意志をもって泳いでいるのか、ただ流れに乗って漂っているのか、判然としない運動を見せている。その姿は緑色に光り、この上なく美しくて、僕はすっかり感動してしまった。

接眼レンズにデジカメを当ててシャッターを押してみたら、案外まともな写真が撮れた。
将来、自宅の机に顕微鏡を買って、置きたい。