DIY AVボードづくり

自室のAVボードは、コンクリのブロックに塗装した合板を重ねただけのもの。見た目はそこそこで気に入っていたけれど、先の地震では崩壊し、安全面に問題があることがあきらかになった(アタリマエですが)。そして今回ついに、わたくしは、AVボードの自作に踏み切ったのです。

まずは設計。といってもわたくしの現在のDIY技術においては、出来ることは限られているので、単なる格子構造。左右にはスピーカーが配置され、中央上部にはCD/DVDの類いが、中央下部にはアンプやプレーヤーが収納される。天板はほかの部分よりも奥行きと幅・厚さを大きめにする*1。以上の簡素な設計書を持ちて日曜の朝、近所のホームセンター"musashi"に突撃した。

今回用いたのは赤松の集成材。1820mm*350mm*19mmを3まい、1820mm*350mm*30mmのを1まい購入。合計12000円。カットはすべてホームセンターの係の方にお任せ。カット代金は500円ほどだった。

赤松は比較的お安い材だけれど、表面が脂でべたついている。脂は塗装のときの邪魔になるので、念入りにサンドペーパーをかける、ビールを飲みながら。サンドペーパーは240番を用いた。

買ってきたままの板は、色的に部屋のデザインと合わない。さらには水をはじかないし、汚れも吸い込んでしまうので、塗装と表面加工が必要です。塗料はさまざまなものが売られていて、それぞれ耐熱性や耐水性など異なるので、目的に応じて選びます。狭い面積を塗るのなら「水性/油性ウレタンニス」が良いと思う。これは表面処理と着色を同時に行えるタイプで簡単。しかしウレタンニスを広い面積を塗ろうとすると、どうしても色むらが出てしまいます。AVボードのように広い面積をきれいに塗るためなら、ちょっと手間ですが2種類の塗料をつかいます。写真右の「オイルステイン」は着色塗料で、刷毛で塗り付けてから布で刷り込むタイプなので、色むらが出にくい。

オイルステインを塗った板と塗る前の板。

オイルステインの上から「透明ニス」を塗ります。これは透明なので、へたくそな塗り方をしても目立ちません。小学校の紙粘土工作みたいに、やたらテカテカするのは嫌だったので、今回はつや消しタイプを選びました。

塗料代は4000円ほど。オイルステインは多量に余った。ニスが乾いた後、必要箇所に穴あけ。ここまで出来ればあとは組み立てですが、これはもうLEGOみたいなもんです。

こんな感じに組み上がり、周辺機器を収納して完了。

仕上がり図。細かな道具まで合わせて、2万円弱。

*1:底板も天板と同じように、厚め大きめにすると見栄えが落ち着くのだけれど、今回は失念していた。失敗。