ひっつき虫


友人の出産祝いを買いに行くというので、夕食後、妻がトイザらスへ出かけていった。僕は留守番で、皿を洗ったりビールを飲んだり、自分専用時間をすごす。

妻はおみやげに、けん玉を買ってきてくれた。ちなみに僕は、けん玉2段くらいの腕前を自負しているのだけれど、高校時代からの愛用けん玉を紛失してからは、土産物屋で買ったようなパチ物けん玉を使っていた。驚いたことに、トイザらスには「日本けん玉協会認定」のけん玉が売っているのですね。認定けん玉は、皿の大きさや玉のサイズ、剣と穴のフィット具合など、民芸品のけん玉とは比べものにならない。僕は喜んでけん玉で遊び始めたのだった。

ところでけん玉には、思わず笑ってしまうようなあほらしい神業がたくさんありますが、今回は「ひっつき虫」というワザを紹介します→たとえばここを参照。けん玉協会ホームページでは、「気合いでくっつく」とか、「精神力に優れたけん玉マスターにのみ可能な技」など、ふざけ半分でワケのわからない解説がされている。詳細は不明だけれど、おそらく何十年もけん玉を使い続けると、皿に手垢が付着して、吸盤のように、玉に吸い付くようになるのだと想像している。

ぼくも40歳になるころには、このけん玉で、ひっつき虫ができるようになっているだろうか? めざせひっつき虫。